「自分なんか…」と思ってない?婚活中に自己肯定感を上げる7つの方法

婚活中の方の中には、はなから諦めたように「どうせ自分なんか選ばれないですよ…」と、自虐的な発言をする人もいます。

折角お見合いが決まっても、「私が相手ではきっとつまらないから申し訳ない」などと言う人も。幸せになるため婚活を始めたというのに、どうしてなのでしょうか。

そのような方は、もしかすると元々“自己肯定感”が低いのかもしれません。

“自己肯定感”とは、自分自身を認める力。自己肯定感が上がれば「自分は自分、これでいい」と潜在的な自信が蘇り、どんな人も前向きになれるのです。きっと婚活だってうまく行くようになるはず。

今回は“しあわせ研究家”の筆者が、そのような方々が何故、“自己肯定感”が低くなってしまったのかを分析するとともに、婚活中に“自己肯定感”を上げていただく方法をご紹介します。

「自分なんか…」と思ってない?“自己肯定感”が低い人の特徴

① いつも他人と比べて落ち込む

“自己肯定感”の低い人は、無意識のうちに自分と他人を比べています。そして、相手より劣っている点を探しては、落ち込んでしまうのです。

「あの人は夫も子供もいて幸せそうなのに、自分は未だに独身。そんな自分が許せない」
「同級生は皆、すでに結婚しているのに、この歳になって彼女も出来ない俺は最低だ…」

SNSなどで友達や知人の幸せを見る度、「あの人より劣っている」と思い、「私はダメな人間だ…」と自分を責めてしまうのです。

② 「期待に応えられていない」という罪悪感を持っている

“自己肯定感”が低い人の中には、自分の存在自体に罪悪感を持っている人もいます。

そのような人の多くが、親御さんから「お前はダメだ!」「なんで出来ないんだ」「アナタがいるから私は大変なの」などといった“否定的な言葉”を言われ続けた経験を持っています。

「親の期待に応えられていない」という罪悪感から、「自分は悪い人間」というレッテルをはってしまっているのです。

そんな人は、「いつになったら孫の顔を見せてくれるの?」「結婚もしないでどうする!」などと言われるたび、益々傷つき自信を失ってしまいます。

③ 他人がどう思うかを恐れ、素直な気持ちが言えない

“自己肯定感”の低い人は、他人の機嫌が過剰に気になります。なので、常に顔色を伺ってしまうのです。

会話中は常に、「これを言ったらどう思われるだろう…」という不安が頭をよぎります。それ故、自分の気持ちが素直に出せず、可もなく不可もない、あたりさわりのない返答に終始してしまいます。

しかしそれだと異性には、「いい人だけど話がつまらない」「グッとくるものがない」と思われてしまいがち。そうなったらそうなったで、「やっぱり自分はダメなんだ」と落ち込んでしまうのです。

④ 「自分は愛されない」「幸せになってはいけない」と思っている

“自己肯定感”の低い人の多くは、自分の価値観ではなく、他人の評価で自分を判断するという特徴を持っています。

故に、過去に恋愛経験がない場合、「俺を受け入れてくれる女性などいない」「私を好きになってくれる男性などいない」と思い込んでいるケースが多く見られます。

また、自分の存在に罪悪感を持っている人の中には、不幸な恋愛ばかり選んで来た人もいます。そのような人は「私は苦労をしなければいけない」と思い込んでいるのです。

“自己肯定感”の低さには、子供の頃の経験が影響している

「自分に自信が無い」という“自己肯定感”の低い人の多くが、子供時代の経験に何らかのトラウマを抱えています。

お父さんにいつも怒鳴られていた、モラハラされていた、お母さんの顔色をいつも伺っていた、兄弟・姉妹と比較されていた、両親の仲が悪く愚痴を聞かされ続けたなど、家庭が原因の場合もありますし、学校でいじめにあった、などという経験から来ている場合もあります。

「お父さんに怒られないように」「お母さんを悲しませないように」「友達にいじめられないように」と毎日思い続けているうち、自分の気持ちより「人がどう思うか」を考え過ぎる癖がつき、「自分がどうしたいか」ということに自信が持てないまま大人になり、対人に臆病になってしまったのです。

もしかすると、「だから恋愛に積極的になれなかった」と言う人もいるかもしれませんね。

若い頃の失恋が影響することも

若い頃の恋愛の失敗が“自己肯定感”を崩壊させ、それ以来、異性に対する自信を失ってしまった人もいます。若いころほど純粋ですから心の痛手がとても大きいのです。

考えれば考えるほど後悔から自分を責め、「こんな自分を愛してくれる人などいない…」と絶望したまま、30代・40代になってしまった人もいます。

気付いたら適齢期を過ぎ、「このままでは一生一人だ」と焦りを感じ、あるいは親に心配され、慌てて婚活を始めた人もいるかもしれません。

“自己肯定感”の低い人は、心優しい人

“自己肯定感の低い人”と言われると、「だから自分はダメなんだ」と更に自分を責めたくなる人もいるかもしれませんが、どうかそれだけはやめておきましょう。

筆者がお伝えしたいのは、心が優しい人ほど、“自己肯定感”を低くしがちだということ。

そのような人は、人の気持ちを考え過ぎてしまうがために、自分を出せなくなっているのです。そんなアナタだからこそ「幸せになってもらいたい」と筆者は願ってやみません。

アナタもやってみて!婚活中に“自己肯定感”を高める方法

① 婚活している自分を褒めよう

色々あって心が傷ついたアナタが、こうして幸せを目指し婚活に踏み切ったのです。これはまさに大きな進歩・発展です。

未来の幸せに向かい前進しようとしている自分を、どうかアナタ自身が褒めてあげて下さい。

「婚活しなければならないなんてカッコ悪い」ではなく、「婚活を始めた自分は本当に偉い!」と思うべき。

婚活するということは、新しい人生にチャレンジしようとしているのです。その勇気をアナタ自身がぜひとも高く評価して。

② “自分が頑張って来たこと”を認めてあげましょう

長い間、親や家族に気を遣い、他人の顔色を見て、それでも頑張って来たのです。それこそ、誰にでも出来るコトではありませんよね。

「自分さえ我慢をすれば…」と思うことだって、きっと多かったはず。それは、アナタが本当に優しい人だからこそ出来たのです。

その結果、親や周りが納得する成果があったかは二の次。もっと言えば、そこは見なくていい所。

それより、悩みながら頑張って来たことそのもの、ありのままの自分を「頑張った自分は偉い!」と、まず、アナタ自身が認めてあげて下さい。

③ 親からのプレッシャーを回避、SNSも見過ぎない

自分と人を比べ過ぎて過敏になってしまっている人が、これ以上親御さんの「お前はいつ相手を連れて来るんだ?」という不安を聞いたり、SNSで友達の“幸せ投稿”を見過ぎるのは、プレッシャーになるばかりでよろしくないと思います。

親御さんには勇気を出して、「婚活を頑張っているから、そっとしておいて」と伝えた方がいいかもしれませんね。

また、これも勇気がいるかもしれませんが、「婚活中はSNSを見過ぎない」と決めてしまうのも一つの方法でしょう。

④ 「今が適齢期」と信じましょう

今、婚活を始めたというコトは、年齢にかかわらずアナタにとっては今が適齢期なのです。

確かに婚活は年齢が上がるほど、相手に求める条件も上げられなくなります。例えそうだったとしても、アナタには今が、パートナー選びに最適な時期なのです。

「人はどうあれ、自分は自分」そう思うコトこそ、自己肯定感を上げるための大きな一歩。他人や世間に振り回されず、自分に合う“運命の人”が待っていることを信じましょう。

⑤ 「私は幸せになっていい!」と自分に言い聞かせよう

これは“言霊(ことたま)作戦”。罪悪感のある人ほど、自分に「私は幸せになっていい!」と唱えてみて下さい。まずは、自分で自分を許してあげるのです。

この言葉を、紙に書き見える所に張っておくのもよいと思います。もしかすると初めは抵抗があるかもしれないし、気おくれするかもしれません。

でも、毎日唱えているうちに、物事がその通りに動いて行くことをきっと感じていただけると思います。

まずは、「幸せになってはいけない」を「なっていい」に変えるため、言霊パワーでシフトを図りましょう。

慣れてきたら「幸せになっていい」から「絶対幸せになる!」に進化させてもいいですね。

⑥ 「みんなに好かれる必要はない」と割り切ろう

“自己肯定感”が低いと、お見合いの度に「嫌われたらどうしよう」と不安になり、かえって自分を出せなくなってしまいます。

しかし実際は、自分をすべての人に受け入れてもらう必要などありません。たとえ何十人お見合いしたとしても、たった一人が受け入れてくれればそれでいい。どんな人も一人としか結婚出来ないのですから、その条件は皆同じです。

だからこそ、「この人は自分に合うだろうか?」と自分主体に考え、勇気を出して自分の意見や気持ちを伝えましょう。自分のことをちゃんと言わなければ、相手にはアナタの良ささえ伝わりません。

中には価値観が合わない人もいるかもしれませんが、相手に失礼なことでも言わない限り、アナタを攻撃する人など滅多にいません。だから恐がらず、自分を出しても大丈夫なのです。

⑦ 「選ばれるのではなく、選んでいいのだ」と思いましょう

自己肯定感の低い人ほど、「結婚は相手に選んでもらうもの」と思い過ぎています。

自信が持てないコトもあるでしょうが、それ以上に「自分がいいと思っても否定されるのが恐い」と思ってしまうからです。

しかし、“結婚相手は自分がいいと思う人を選んでよい”これが正解です。何故ならアナタには本来、その価値があるからです。

すべて相手任せだったり、“親が気に入るかどうか”ばかり考えていると、最後は自分が悩んでしまい、逆にうまく行かないことが多いと思います。

もしアナタが傷つきやすいなら、前提としてこう思っておくのはどうでしょう。「初対面でいいな、と思っても運命の人とは限らない」

そう思っておけば、仮にお断りがあっても「否定された!」ではなく「運命の人ではなかった」と思えばいいだけ。そして、また必ず「いいな…」と思える人が出て来るでしょう。

“気持ちを共感し合える人”とお見合いしてみるのも一手

“自己肯定感”が低いと、恋愛は勿論、仕事においても人間関係や対人の苦労が多かったはずです。

「婚活を期に、こんな自分をなんとかしたい!」と思っている方もいるかもしれません。

筆者は、結婚する沢山のカップルを見て来ましたが、その中に、“同じ悩みを共感し合うカップル”がかなりいました。「一番解り合える人」というのが結婚の理由です。

互いに不器用さ、繊細さを認め合い、いい所を見つけて励まし合い、成長し合う、“ありのままの自分”を隠さなくてもいい関係。この関係性でうまく行ったカップルは、筆者の知人やクライアントにも数多くいます。

何を隠そう筆者と夫も、“親に対する罪悪感がある同士”でした。それぞれの親の期待が重く、されどその期待に応えることも、本当の自分を受け入れることも出来ずにいたのです。

私も夫も互いをパートナーにすることで、孤独感から解放され、本当の気持ちに素直になるコトが出来ました。今では、血縁より理解し合っている関係だと思います。

アナタも見た目や年齢・年収など、形の条件にとらわれ過ぎず、また、自分と全く違う人を求め過ぎずに、“同じ気持ちを共感出来そうな相手”とお見合いしてみては如何でしょう?

もしかすると、“運命のパートナー”こそが、アナタを孤独感やストレスから救い、生きる自信を与えてくれるのかもしれません。

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ 自分に自信の持てない人が、婚活に成功するヒント

今回のハッピーヒントは、記事に付随した内容です。自分に自信の持てない人が、必要以上に自信を失うことなく、婚活で無事結婚するためのヒントをご紹介してみましょう。

① 理想を適正にする

結婚相手に対し、あまりに高い理想や条件を持っていると、なかなかマッチング出来なかったり、お断りされたりと、かえって自信を失ってしまうことに。理想を適正にしておけば、そのようなリスクが少なくて済みます。受験も、志望校のハードルを上げ過ぎると落ちる可能性が高くなってしまいますよね?これは婚活も同じ。選ぶ相手が適正だからこそ相手からも求められる可能性が高まり、結果、自分の自信に繋がるのです。

② ネガティブ発言を半分にする

自信が無いと、ついネガティブなことを言いたくなってしまいますが、結果それが自分の評価を下げてしまうことに。それでは益々自信を失ってしまうことになり兼ねません。ネガティブな発言を全くやめるのは難しくても、せめて半分にすることを心掛けましょう。

③ 小さな進歩を積み重ねる

「今回は前の人の時より、お見合いで楽しく過ごせた」「先月より、異性にウケる服装がわかるようになった」など、自分の小さな進歩を見逃さないようにしましょう。自信をつけるには、いきなり頂点を目指すのではなく、一歩一歩着実に進化する自分を地道に承認していくことが大切。その方が、たとえ時間がかかってもちゃんと結果に結びつきます。きっと「エスコートのコツがわかって来た」「正式な交際が出来るようになった」と、成功への階段を上がって行けるでしょう。 

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー