気づいてる?アナタが独りなのは、その「こだわり」が原因かも。

「婚活中なんですが、なかなかいい相手と出会えません」そう悩みを訴える方の中には、結婚相手に対して沢山の理想があり、こだわりを妥協出来ない人がいます。

そんな方は、相手の見た目や年齢、職業や年収、初婚限定、転勤がないこと、親と同居の必要がないこと、会話が上手い、気づかいがある、など、婚活すればするほど“こだわること”が増えてしまい、どれか一つ欠けただけでも、納得出来なくなってしまうのです。

人によっては、「妥協するぐらいなら結婚しない」とまで考えてしまう方もいます。そうは言っても、一生独身のまま生きるのは、やはり寂しいですよね。

婚活すると、人によって何故そこまで“こだわり”が強くなってしまうのでしょうか?相手を好きになったら、「それぐらいいいかも」と思えることだってきっとあるはずなのに…。そんな方はもしかしたら、ご本人が一番、“妥協できない自分”に苦しんでいるのかもしれません。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、ついこだわりが増えてしまうココロの原因を分析し、考え方を柔軟にするためのヒントをご紹介します。

これだけは言えるのですが、結婚前から100%“理想通り”の相手などいないもの。もし近い人がいたとしても、その人に選ばれるかどうかわかりません。そういう意味で、すべての結婚には“理想と現実の調整”が不可欠なのです。

柔軟性がある人ほど結婚出来る確率が高く、理想にこだわればこだわるほど“縁遠く”なる。それは、恋愛もお見合いも同じかもしれません。

「わたしもこだわりが強いかも…」と感じる方は、ぜひ、以下ご一読になってみて下さい。「一生独りでいたくない」のが本心なら、まずは、“パートナーが出来やすい自分”になりましょう。


アラサー以降・婚活中の人が、条件にこだわり過ぎてしまう理由

男女共、アラサー以降の方ほど、理想や条件に“強いこだわり”を示す人が多いようです。それには理由がありそうですよね。いったいどうしてなのでしょうか?

(1)「もう、失敗できない!」の裏返し

条件にこだわり過ぎる傾向があるのは、アラサー以降で比較的“恋愛経験が少ない人”です。それは、30を越えると「もう後がないから失敗出来ない」と思い始める人が多いことと、恋愛経験が少ないため、「相手が条件に合わなくても、自分の力でカバーして見せる」という自信が持てないからでしょう。つまり、条件へのこだわりは、“リスクヘッジ”でもあるのです。

「条件を満たしている人となら幸せになれるはず」と思いたい気持ちもわかるのですが、幸せになるためには、実は条件を満たせばOKと言うものではありません。それより結婚後、いかに夫婦が愛し合って互いを思いやり、細かい価値観の違いを歩み寄れるか、ということの方が重要です。

そもそも、条件にこだわり過ぎて相手が見つからなければ、本末転倒です。過ぎたるは及ばざるがごとし、物事は何でもバランスが大切ですが、それは婚活も同じです。

なかなか納得する相手と出会えない、と言う人は、一旦、リスクヘッジをやめて、純粋に“心が通い合う人”を探して見ませんか?おそらくその方が、結果、幸せな結婚が出来るのではないでしょうか。失敗を恐れるのではなく、自分の直観や感覚を信じてみること。パートナー探しにはとても大切なことです。

(2) “自分よがり”になってしまう

「人生のパートナーは、すべて自分の“こだわり”に当てはまっていて欲しい」という願望は、残念ながら“自分よがりな発想”と言うことになってしまいます。

みんな違う環境で、それぞれの意思で生きてきたのです。出会う前から、相手の願いを叶えるため生きて来た人などいません。そんな中でもご縁が出来、少しでも気が合う人と生涯のパートナーになる、というのが、結婚に対する“現実的な考え方”ではないでしょうか。

それに、もし相手が自分にとって完璧だったら、今後の学びになりません。元々結婚には、完璧じゃない者同士が、子育てなどを通じてお互い学び合い、立派な大人に成長して行くという倫理的な意義もあるのです。

ただ、今は条件的にそこそこであっても、結婚後、アナタの努力次第で理想的なパートナーになる可能性がある人はいます。特に男性は、奥さん次第で変わる人が多く、いい男になるかどうかは、奥さんの腕次第とも言えます。反対に、独身時代から完璧な男性など、いないと思った方がいいかもしれません。

また、相手への条件にこだわるなら、自分も相手の欲求に見合ったクオリティを満たしていなければなりませんよね。これは男性に多いのかもしれませんが、女性の年齢や容姿などにこだわる割に、男として自分を磨く概念がない人もいます。しかしそれでは、女性からは「ないな…」と思われてしまうでしょう。

(3)“他人の評価”が目的になっている

アラサーを過ぎると、周りもどんどん結婚しますよね。比較されるカップルが増える分、「あの人より幸せな結婚をしなければ…」ということに、こだわってしまう人が多いようです。

「妹のダンナより、親戚の〇〇ちゃんより、同僚のA子より、いい人と結婚をしなければ…」そうこだわるばかりに、結婚相手の条件を下げられない女性たちがいます。女性は、どんな男性と結婚するかでお互いの優劣を決めがちですが、そんな競争に巻き込まれてしまった人は、大抵、自分らしい幸せを見失ってしまいます。

また、男性も「モテないから婚活してるって思われたくない。だったら若い子と結婚して周りを羨ましがらせたい」そんな目的で、無理にハードルの高い条件を設定してしまっている人はいないでしょうか?

人の評価をどんなに得ても、一過性のものでしかありません。そのためにわざわざ高い条件を設定し、婚活が暗礁に乗り上げてしまっては、何もならないのです。結婚は、周りはどうあれ、自分が幸せになれればそれが正解です。アナタらしさを大切に、等身大の自分にフィットする相手を見つけましょう。

(4)“親の期待”に答えようとし過ぎている

親御さんの期待を、結婚相手の条件にしているばかりに、パートナー探しに苦労してしまっている人もいます。

「お父さんは〇〇だったから、アナタはこういう男性を選びなさい」と、お母さんの苦労話や期待を、長年聞かされて来た女性もいるのではないでしょうか。「自分が“いいな…”と思っても、親の期待がよぎると躊躇してしまう」と言う女性も少なくありません。

逆に男性は、「20代の嫁じゃないと子供が望めない」などと、聞かされている人もいるかもしれません。しかし、そのような考えは、今はすでに偏見でしかありません。

昔の30代より今の30代はずっと若いし、健康体であれば問題なく子供が産めます。医療の進化で、人によっては40代前半ぐらいまで可能な場合もあるのです。おそらく親御さんには、自分が出産した時代の事情しかわからないだけでしょう。

しかし、親孝行な人ほど親御さんの話をそのまま鵜呑みにしてしまう人が多く、時代に合わないことまで、かたくなにこだわろうとしてしまいます。

結婚相手に対する考え方は、例え親子であっても、時代が違えばそれぞれになることを忘れてはなりません。自分に必要な条件の上に、親が納得する条件も並べ、その両方にこだわってしまっては、対象者がいなくなってしまう可能性もあります。

自分ならではの幸せを掴むには、極力自己責任と自分の感性で 「いいな」と思う人を選びたいものです。そのためにはまず、アナタ自身が“精神的に自立すること”が大切ですね。

こだわりが少ない人ほど、実は“いい人”と結婚出来ている

意外に思うかもしれませんが、事実です。こだわりが少ない人は、条件面では「真面目に仕事をしている優しい男性であれば…」「年齢よりも、思いやりがある女性がいい」という程度しか言わないのに、不思議とステキな人同士が魅かれ合い、カップルになるのです。

それはどうしてだと思いますか?何故なら、柔軟性が高く、器が広い人ほど、初対面の印象が良いからです。そんな人を、同じようにステキな人が見逃すはずがありません。

こだわり屋さんには、リフレッシュがおススメ!

条件にこだわるあまり、視野が狭くなってしまっている人は、どこか余裕のない表情や態度になってしまっているでしょう。「わたしもそうかも…」と思う人は、一旦考え過ぎるのをやめて、気持ちが広く、大きくなることをしてみませんか?そんな時ほど、大自然の中でカラダを動かしたり、癒したり、そうそう、温泉でのんびりリフレッシュするのもおススメです。

「人柄が良ければ、そこまで条件にこだわらなくてもいいかな…」もしかしたら、そんな風に考えられた方が、あっさり運命のパートナーと出会えるかもしれません!

【筆者略歴】

珠艶(じゅえん)1963年生まれ、しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー 他。

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ 落ちつく空間に早変わり!お部屋に幸運を呼び込む方法

最近、調子が上がらない…という時、おススメしたいのがお部屋の「気」をキレイにすること。お部屋の居心地を良くして、運気アップを図りませんか?

① 毎朝窓を開け、空気をクリーニング

これ、意外と大切なんです。毎朝外気を入れて「気」を循環させ、お部屋の空気をクリーニングしましょう。観葉植物など、生き物の成長も良くなります。

② 「断捨離」で空間をデトックス

特にねらい目はクローゼット。古い物には過去のエネルギーが蓄積しています。あまりいい想い出がないものは思い切って処分。驚くほどお部屋の空気が軽くなりますよ。

③ 「サンキャッチャー」で幸運を呼び込む

サンキャッチャーとは、クリスタルガラスなどの多面球体を窓辺に吊るし、太陽光にあて虹を呼び込むハッピー・グッズ。お部屋に幸運を呼ぶアイテムです。筆者のサロンでも作っていますが、キラキラした虹に気分が上がりますよ。

次回は、『 寝不足を解消!質のよい睡眠を取るには?』です。お楽しみに!

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー