ラクしたい…は逆効果?結婚するために、今一度「幸せとは何か」を考える

結婚出来る女性と、なかなか結婚出来ない女性。いったいどこが違うのでしょう。筆者が感じるのは、なかなか結婚出来ない女性は、“結婚でラクしたい”と思い過ぎてしまっていること。

今は情報によって、どんなスペックの男性を選べば“苦労しなくて済みそうか”を、いくらでも頭で組み立てられてしまいます。だから、細かいことまで理想にこだわろうとしてしまうのでしょう。しかし、実際には、完璧な男性などなかなかいませんし、もしいたとしても、自分を選んでくれるかどうかもわかりません。

女性たちが、そこまで苦労に敏感になってしまったのには理由があります。ひとつは“お母さん世代の苦労”を見過ぎてしまったということ。また、今の女性はすでに社会で苦労をしてしまったために、“せめて結婚ではラクをしたい”と思ってしまうことです。しかし、どんなに条件を満たしたところで、人生は山あり谷あり。子供が欲しい人ならなお更、全く苦労を経験しない結婚生活などあり得ません。

一方、そんな女性たちを横目に、とんとん拍子に結婚していく女性の頭の中身は、ちょっと違います。注目すべきは、彼女たちの発想は至ってシンプルだということ。リスクヘッジはそこそこでよく、適度に妥協もして、“結婚”という目標に突き進む実行力があります。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、“しあわせな結婚をした女性たち”にみられる“発想”の数々をご紹介します。「なかなか相手が見つからない…」と悩む人も、「そうか、それでいいんだ…!」と原点に立ち返れるかもしれません。

“しあわせな結婚”をした女性たちの発想

「そもそも幸せって何?」もしかしたらそこから発想が違うかも。「結婚したい!」と言いつつも、“幸せ”を頭で考え過ぎてしまっている人には、かえって新鮮ではないでしょうか?

(1)何よりも“妻”や“ママ”になりたい

結婚出来る女性の多くは、そもそも、“妻”や“ママ”に何よりもなりたいのです。それが自分の一番やりたいことだからこそ、「もっといい人がいるかも…」などとあれこれ迷わず「この人!」と思った人と結婚します。彼女たちにとっては、妻や、ママになることそのものが幸せ。一番やりたいことが出来るって幸せなことですよね。

(2)結婚は、“結婚出来そうな相手”とするもの

結婚した女性たちを見ていると、そもそも“高望み”をした人はそんなにいないことに気が付きます。相手を選んだ理由を聞いても、「話しやすかったから」「優しかったから」「うまくやれそうだったから」といった答えが返って来ることが多い。また、こんな面白いことを言った人も。「カレが結婚出来そうだったから」なるほど、ごもっとも。でもそれは真理だと筆者も思います。

筆者はある女性に「もっとセレブと結婚したいと思ったことなかった?」と聞いてみたことがあります。するとその女性は「えっ!そんな人とじゃ普段着やすっぴんでいられないじゃないですか。それに、セレブになるならダンナと二人で頑張ってなりたいです」と、笑って答えてくれました。実に納得できて、幸せが滲み出る一言ではないかと思います。

(3)「幸せにして欲しい」と期待し過ぎていない

彼女たちは基本、“幸せは自分の努力で作るもの”と思っています。勿論、“相手に幸せにしてもらいたい”とも思っていますが、過剰な期待をしていません。しかし実は、そういう結婚をした人の方が、後々うまく行っている、という事実があります。何故なら期待をしていない分、相手に“してもらったこと”がすべて喜びと感謝に変わるからなのです。

10年経ってもラブラブな夫婦の妻たちインタビューすると、「初めはこんなにいい夫になると思っていなかった」という答えが返って来ることが多いです。まさに、過剰な期待をしていなかった証拠。結婚で幸せになるためには、「この人、ちょっと頼りないけど、わたしが頑張ればなんとかなるかな」ぐらいで丁度いい、ということになるのかもしれません。

(4) “愛を感じることが一番幸せ”と思っている

結婚できる女性の一番の欲求は、「愛を感じたい!」ということ。そのために、パートナーや子供が必要だ、と思っています。だからこそ、細かい条件にはこだわらず「結婚したら愛を感じていられそう」と思える男性を見つけて結婚します。

某TV番組で放映された、一人の女性のインタビューをご紹介します。その女性は、津波から奇跡的に助かったお母さん。インタビューでは“将来の夢”を語っていました。「人は、いつどうなるかわからないから、家族(夫と子供たち)と一緒にいることですね」…すると、傍にいた息子が「だったらもう叶ってるじゃん」と一言。お母さんはそんな息子に、「ずっと長くだよ。ずっと」と微笑みながら言いました。命の尊さを知った人ならではの確信を突く一言ですね。愛する家族と一緒にいられることそのものが“幸せ”。これは、結婚した人、お母さんになった人にしかわからない感覚かもしれません。結婚すればどんな人も、そんな“尊い愛”を感じられるようになります。本来女性は、それで幸せなのではないでしょうか。

如何でしたか?

「相手が見つからない…」と悩んでいる人は、もしかしたら、“幸せとは何か”を、表面的にしか判断できていないのかもしれません。

例えば女性は、愛があれば多少の苦労も“幸せ”と感じられる能力を持っています。「そんな強さが自分の中にある」と、信じてみることも必要ではないでしょうか。

また、結婚して幸せになれるかどうかは、いくら条件を並べたところで最初からわかるものではありません。夫婦の愛は、結婚後“お互いの努力”によって育まれるもの。つまり、結婚する前から「絶対に幸せにしてもらえる」と保証されるのは無理だということです。だからみんな「カレならうまくやっていけそう…」という“自分の感覚”を頼りに結婚するんですね。

「なんだ、それでいいんだ!」と思えた人は、早速、頭の中をシンプルにしてみませんか?その方がきっと、婚活する気持ちもラクになるかもしれません。「お嫁さんになりたい♡」と素直に思っていた頃の自分を想い出し、ぜひ原点に立ち返って、アナタだけのパートナーを見つけて下さいね。

【筆者略歴】

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ これって夏バテ?と思ったら、疑った方がよいこと3つ

残暑お見舞い申し上げます!今年は東北も早くから暑くなり、特に前半が厳しかったですね。アナタもそろそろ疲れが出ていませんか?「カラダがだるい…」「頭痛がする」と感じても、病院では「特に問題ない」と言われるケースもあります。今回は、そんな時に疑ってみるといいことを3つご紹介します。

① 水分不足・ビタミン不足

夏は、日中だけでなく寝ている間も大量に汗をかいているため、あっという間に水分不足になります。また、強い日差しを浴びてビタミンが消耗しやすい時期。思い当たる人は、水分やビタミンを意識的に補給するようにするといいかもしれません。

② 冷房による冷え

オフィスなどで一日冷房を浴びていると、夏であっても冷え性になってしまいます。特に女性は、肩掛けや靴下などを常備しておいた方がいいでしょう。また、暑いからとシャワーだけで済まさず、夜ゆっくり湯船につかってカラダを温めるようにしてみましょう。

③ 肩凝りなど、筋肉のこわばり

寒暖の差や、冷房の冷えなどで肩や首がいつもより凝っていませんか?頭痛は、筋肉のこわばりから起こることもあります。「それが原因かも!」と思う人は、早速、ストレッチやエクササイズをしてみましょう。行きつけの整体・マッサージなどで、凝りをほぐしてもらうのもいいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー