「ラクだけど不安」ずっと実家暮らしの人が、幸せな結婚をするためには?

「今まで一度も実家を出たことがない…」そろそろ結婚しなければ…と思う人の中には、そんな方もいますよね。アナタは如何ですか?

確かに実家暮らしはラクですが、これから結婚することを考えると、一抹の不安がよぎりますよね。「わたしのことだから、結婚さえすれば何とかなるはず!」と前向きになれる人はいいですが、「結婚して実家を出たら、苦労をすることにならないだろうか」と、婚活に踏み出せずにいる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、ずっと実家暮らしの人が、幸せな結婚をするために必要なことをご紹介します。不安に思ってばかりいないで、アナタも今のうちから準備をしておきませんか?「結婚しても、きっと大丈夫!」と思えるようになれば、パートナー探しも楽しくなるに違いありません。

特に女性は、料理の練習を

「家事全般はお母さんがやってくれる」実家暮らしの方の多くがそうだと思いますが、そこに甘んじているだけではいつまでも自信を持てるようにはなりません。

今の時代、掃除や洗濯は電化製品がほぼやってくれるので問題ないですが、練習しておく必要があるのは料理です。料理だけは、ちゃんと勉強して慣れておかないと、上手くはなりません。実家暮らしの人は、意識してお母さんの手伝いをさせてもらい、家庭料理を勉強しておきましょう。

女性は不思議なことに、料理が出来るようになると、それだけでお嫁に行く自信が湧いてくるものです。“花嫁修業は料理から”は本当なんですね。

男性も、自分のことは自分で出来るようになっておく

「長男だからずっと実家にいればいい」と思っていると、今の時代、“なかなかお嫁さんが来ない”という事態になり兼ねません。お嫁さんに来て欲しいなら、長男であっても、せめて新婚時代は夫婦二人で暮らせるよう心つもりをしておいた方がいいでしょう。

そのためには、最低限、自分のことは自分で出来るよう練習しておくことが大切。何故なら今は、多くの夫婦が共働きでないとやって行けないからです。服を脱ぎっぱなし、食事を食べっぱなし、自分の部屋も片付けられないようでは、働く女性からは、結婚対象として見てもらえません。

家事が得意、とまでいかなくてもいいですから、食事の後片づけをする習慣や、洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりする作業は、実家に居ながら少しずつでも練習しておいた方がいいでしょう。

男女共に、“お金の使い方”を見直しておく

実家に居ると、人によっては「お給料は全部自分のお小遣い」とばかりに、自由にお金を使えてしまいますよね。しかし、この習慣こそ、今のうちから少しずつ見直し、結婚に適応できる感覚に調整しておきたいポイント。婚活に踏み切れない人の中には、「お金を自由に使えなくなるのが不安」と結婚をネガティブに捉えてしまっている人もいるようです。

いつまでも不安がぬぐえないのは、「自分のお給料で生活をやりくりする」という経験をしたことがないからです。一人暮らし経験のある人は、「このお給料なら、このぐらい使えてこのぐらい残しておけばいい」という感覚が身に付いていますが、実家暮らしの人にはその経験がありません。

「でも、今から一人暮らしをするのはちょっと…」と言う人もいますよね?そういう人は、親や、すでに結婚している兄弟姉妹、仲の良い友達などに協力してもらい、生活のシュミレーションをする練習をしておくといいでしょう。

家賃はどのぐらい、公共料金はどのぐらい、食費は…と概算だけでも頭に入っていれば、「やっぱり共働きじゃないと無理だなあ…」ということも実感出来ますし、お給料をあるだけ使ってしまうと生活出来ないことも理解が出来ますよ。

自立は「自信」を与えてくれる。“子供の人生”を卒業する準備を

最近は、「自立するのが大変そう」という理由で、婚期が遅れてしまっている人も目立ちます。確かに独身のまま実家に居れば、ずっと子供のまま生きて行けるかもしれません。しかし、その多くの人が、「親が歳を取ったらどうしよう…」「いつか孤独になったらどうしよう…」と不安を抱えながら生きて行くことになるのです。

結婚は大人としての自立。夫婦だけでやって行くためには、まず、個人が自立した考えを持つことが必要になります。それを「大変そう…」と捉える人もいるかもしれませんが、実は、長い目で見たら逆なのです。将来安心して生きて行くためには、パワーがあるうち、適齢期のうちに婚活し、“自らの意思”で自立することが大切です。

そして自立をすれば、自分に“自信が持てるようになります。実は、自信がないから自立出来ないのではなくて、自立しようとしないから自信が持てないだけ。実家から結婚した人の中には、「お金のやりくりが苦手と思っていたけど、結婚してみたら案外出来るようになって、自信が付きました。今までは家族に甘えていただけだったんですね」という人も少なくありません。

自分の幸せを掴むことが、“最大の親孝行”

あえて実家を出ずに地元に残った人は、親孝行な人が多いと筆者は思います。「両親にあまり会話がないので、愚痴の聞き役がいないと心配」「苦労して来た母を手伝う人間がいなければ」などと思うあまり、あえて「都会に出てみたい」という気持ちを封印した人もいるのではないでしょうか。

そうであっても、多くの親御さんは、子供が結婚して幸せになることを望んでいます。何故ならそれが“最大の親孝行”だからです。

ずっと実家暮らしの人は、「親のために、傍にいてあげたい」という気持ちと、「親元の方がラク」という両方の気持ちが複雑に絡み合っているように思います。しかし、最終的に親が望んでいるのは、子供が“自分の家庭を構えること”です。つまり、甘えを卒業し自分の幸せを優先さえすれば、“本物の親孝行”が出来るということなんですね。

如何でしたか?

「ついつい実家がラクで…」と重い腰を上げずにいると、あっという間に適齢期を過ぎてしまいます。そうなってからでは、パートナー探しも苦労することになってしまうでしょう。だから親は言うのです。「いつ結婚するの!」と。この一言は子供にとっては耳が痛いかもしれませんが、「子供に苦労をさせたくない」という親の愛情なんですね。

実家の居心地がいいのは、幸せなことではありますが、いつまでもそこに甘んじていると、将来は逆に苦労をする可能性もあります。でもそれは、アナタの決断一つで免れられること。そろそろアナタも、結婚に向け一歩踏み出してみませんか?

【筆者略歴】

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。しあわせ研究家/コラムニスト/ヒーラー/美容整体師。ヒーリング・美容整体・ライフコンサルを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いているサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー他。

 

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ まだ寒いけどもう飛んでる!花粉症がひどくならないための予防策

インフルエンザが流行ったと思ったら今度は花粉…アレルギーの人にとって、油断が出来ない季節がやって来ました。花粉予防は初めが肝心と言われています。今回は、最盛期にひどくならないための予防策をご紹介。

① お出かけにはマスクを常備

風邪の予防を兼ねて、今のうちからマスクを常備しておきましょう。「まだ反応が出ないから…」と思っても、花粉は確実に飛び始めています。最盛期までに体内に蓄積されないよう、ガードしておくのも予防の知恵ですね。

② 玄関前でコートに着いた花粉をはらう

冬のコートは、ウールなど起毛している素材が多いため、花粉が付きやすいのです。まだ寒い時期だからこそ、玄関前でしっかりはらってから家に入りましょう。

③ 「春が待ち遠しい!」でも、防寒を万全に

今年は本当に春が待ち遠しいですよね。でも、まだまだ寒い日が続いているため、油断してしまうとカラダが冷え、抵抗力が下がってしまいます。「花粉!?」と思ったら風邪だったということにもなり兼ねません。特にアレルギー持ちの方は、風邪と花粉のダブルパンチにならないよう、カラダを充分暖め、栄養をしっかり取って来たる最盛期に備えるようにしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー