婚活中の男性必見!「交際」を「真剣交際」につなげる必勝ポイント

結婚相談所を通じた婚活では、男女がお見合いの後、お互いに気に入れば“交際”に移行します。

ただし婚活における“交際”は、恋愛の交際とは違い、あくまでもお互いを知るための期間。そのため、同時に何人かと交際することが許されています。

交際を経て双方が合意をすれば、次は“真剣交際”に。この段階から相手を一人に絞り、結婚するかどうかを考えて行くのです。

ところが実際は、“交際”から“真剣交際”への移行が難しい人が多くいらっしゃいます。

“交際”がうまくいかなくなる原因は?

交際がうまくいかなくなる理由の一つに、“男女の熱量の差”という問題があります。

特に男性は相手を気に入ると、交際段階から積極的に走り過ぎてしまう傾向があるようです。

しかし女性は、お見合いで相手を気に入ったとしても、まだ心を許している段階ではありません。

そこを男性が理解していないと、女性に引かれてしまい、交際早々にお断りされてしまう結果になり兼ねないのです。

“交際”でお断りされやすい男性の特徴

お見合いではいい感じだったのに、交際に入るや否や早々にお断りされてしまう男性には、ある共通した特徴があるようです。いくつかご紹介してみましょう。

① いきなり“彼氏”のように振舞う

婚活での交際は、お互いを知るためにデートを重ねる期間。つまり、相手の女性を気に入ったとしても、まだある程度、距離感が必要な時期なのです。

特に女性は受け身である以上、多角的に納得するまで、男性を何でも受け入れることが出来ません。

にもかかわらず、いきなりデートで“彼氏”のように振舞ってしまう。そんな男性をよくお見受けします。

例えば、相手を下の名前で呼びつけにする、ベタベタと身体を近づけ過ぎる、デートで長時間連れまわす…など。

でも、女性にしてみるとこうなのです。「まだ“真剣交際”でもないのに、馴れ馴れし過ぎて怖い…彼は女性の気持ちがわかっていない」

恋愛経験がある男性ほど、交際OKの段階から「自分を受け入れてくれた!」と早合点し、“彼女”になったと勘違いしてしまう傾向があるかもしれません。

② 結論を焦り、理想を押し付けてしまう

交際OK=結婚の承諾では決してないのですが、そこを早合点してしまう男性もいます。

そのような男性は、つい交際の段階から「結婚したらこうして欲しい、ああして欲しい」と、先々の理想を女性に要求してしまいがち。

しかし女性は、「まだ結婚するかどうかなどわからないのに、この人は何を勘違いしてるんだろう…」と拒絶反応を起こしてしまいます。

交際段階で玉砕しやすい男性は、結論を焦るばかりに、“女性の気持ちを待てない人”が多いかもしれません。

③ 自分のことを何でも話し過ぎてしまう

「交際をOKしてくれたのだから、彼女は何でも受け入れてくれるはず」そう勘違いしてしまう男性もいます。

そのため、交際段階から自虐的なことを含め、自分のことをあれこれ話し過ぎてしまう人も。でもこれが、お断りの原因になってしまうことがあります。

女性も男性を本当に好きになった後であれば、多少ネガティブなことであっても受け入れられるかもしれません。しかし、まだ相手を探っている段階においては、かえって不安要素になってしまうことが多いのです。

特に、家族の問題やトラブルを話したり、過去の失恋や、以前お見合いした女性との失敗談などは、誤解を招きやすいので控えた方がいいでしょう。

④ デート中、NGな態度が多い

もう交際しているのだからと、早々に緊張感が抜けてしまう男性は、ついデート中、女性にとってNGな態度をとりがちです。

スマホを見ながらの食事、肘をついての食事、つまらないとため息をつくなど、横柄な態度を見せたり…つまり、女性に対する気遣いが出来なくなってしまうのです。

しかし、そのような態度に女性は、「お見合いでは紳士的だったのに、がっかりです!」と大きく幻滅してしまいます。

特に交際初期のデートで、お見合いとのギャップがあり過ぎると、お断りされる確率が高くなりますから注意が必要です。

“交際”を“真剣交際”に繋げる必勝ポイント

まず、婚活においての“交際”は、恋愛の交際とは違うということを頭に入れて下さい。もし近いのであれば、それは“真剣交際”からだと認識しておきましょう。

ですので、交際の段階での急ぎ過ぎ・焦り過ぎは禁物。相手の女性を気に入ったのであれば、なお更慎重さが必要でしょう。

① あくまで紳士的な態度を貫く

交際するのにいつまでも紳士的な態度でいるのは不自然、と考える男性もいるかもしれませんが、婚活においてはそれが逆効果に。

何故なら女性は、男性が紳士的であるほど、「大切にしてくれている」「女性を尊重してくれている」と、信頼が持てるようになるものだからです。

婚活している女性は恋愛以上に慎重です。それは恋愛相手ではなく、結婚相手を探しているからこそ。男性はそれを忘れてはなりません。

ですので、まだ“交際”の段階では思いが募っても先走り過ぎないことです。相手に好意があるならぜひ、紳士的な態度を貫くようにしましょう。

道では自分が車道側を歩く、電車で女性を先に座らせる、女性の話を優しく聞く、レストランでは席にエスコートし、女性に好みを聞いて注文するなど、レディファーストを意識し、思いやりや気遣いを示しましょう。

それだけでも充分、貴方の気持ちは伝わります。むしろその方が、「この人なら結婚後も大切にしてくれそう」と思われることでしょう。

② 独占欲を出し過ぎない

好きだからと、女性を独占したくて夜遅くまで連れまわしてしまう…これも多くは逆効果になってしまいます。

交際段階においては、お互いに別の交際相手を持っている場合もあり、それは仕方がないこと。そこで必要以上に独占欲を出してしまうと、嫉妬深さを感じさせてしまったり、不安を与えてしまうことになり兼ねません。

誰かと比較される時期ほど毅然としていたいもの。決してやり過ぎは禁物です。

むしろ女性の体力を気遣い、程々の時間で可能な場所まで送り届けるなど、配慮を示すようにした方が好印象となります。

③ 初めから何でも話し過ぎない

相手をよく知ってからなら受け入れられることも、よく知らないうちから耳にしてしまうと誤解の元になってしまうこともあります。

そのためまだ初期段階である交際中は、突っ込んだ話題や、ネガティブな話題をいきなり出すことはお勧めできません。

交際中はある意味、お互いのいい面を知るための期間ですから、仕事でやりがいを感じていることや、ポジティブな目標、好きなコトや趣味の話を中心にする方がいいでしょう。

④ 結婚について突き詰めない

また、結婚の理想についても、子供の数や住む場所など、初期段階から断定的なことを伝えてしまうと、「ついて行けない」と思われてしまうことに。

例え婚活であっても、結婚の具体的な話は、まず女性が男性を信頼し、受け入れ態勢が整ってからでないとうまく行きません。

また、男性の一方的な理想だけでなく、女性の意向や希望も取り入れ、共通の理想像として提案することが成功の鍵となります。

そのためにはまず、相手の女性が“結婚したらどうしたいと思っているか”を知ることの方が先なのです。

ただしそれも、交際してすぐ問いただすのではなく、何度かデートを重ね、女性の好意が盛り上がってからの方がいいでしょう。

「結婚を真剣に考えているなら、こういう話は最初にするべきだ」と思う人もいるでしょうが、それでは、少しの違いもお断りの原因になってしまいます。

逆に、女性が男性を本気で好きになってからであれば、多少の違いは歩み寄ってもらえる可能性があります。

⑤ 女性の気持ちを待てる余裕を持つ

多くの男性には、能動的に狩りをする本能がありますから、「いいな!」と思った女性を早めにゲットしたい気持ちになるのはわかります。

見た目で好きになる男性ならではの特徴や、「結婚が前提の出逢いなのだから…」という安心感も、その気持ちを後押しするのでしょう。

一方女性は婚活の場合、第一印象だけで多くを決められません。女性の場合はむしろ、結婚前提の出逢いだからこそ慎重になります。

女性は好きになったらそれで一生が決まってしまう。結婚を真剣に考えている女性ほど、より慎重になってしまうのです。

そのギャップ、男性には理解しにくいかもしれませんが、そこを察して女性を待てる男性ほど、交際を“真剣交際”に繋げているという事実があります。

つまり、意中の女性との関係を“真剣交際”に繋げるには、はやる思いがあっても、一旦、心の余裕を持つことが大切なのです。

婚活における“交際”は、女性に好きになってもらう期間

女性にとって婚活の“交際”は、相手を好きになるかどうかを判断する期間です。

「お見合いでOKだったのだから、もう好きだってことじゃないのか?」と思う男性もいるでしょうが、それはちょっと早すぎと言えるでしょう。

むしろ、女性のお見合い後のOKは、「好印象だったので、好きになるかどうかを考えてもいい」と捉えた方が正解かもしれません。

“真剣交際”に繋げるには、焦らず誠実なデートを重ねよう

交際期間はぜひ、“女性に好きになってもらう期間”と捉え、先を焦り過ぎず、誠実なデートを重ねることに集中しましょう。

一回一回のデートに気遣いや、思いやりを感じさせる男性ほど、女性の「好き」という気持ちを引き出すことが出来ます。

「女性の気持ちに気付かなかった…」という方は、次からぜひ心がけてみていただきたいです。

その方がきっと、意中の女性と“真剣交際”出来る確率が高まるはずですよ。

如何でしたか?

婚活の“交際”で残念な結果になりがちの方は、女性の気持ちを汲み取れずにいたことが災いしていたのかもしれません。

でも結婚するには、やはり女性の気持ちに歩み寄ることが必要なのです。

この機会に、一度女性の立場に立ってみるのも一手。「女性がどう受け取るか」「それは何故なのか」を研究してみませんか?

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ 女性がデートで「大切にされてる!」と感じるポイント

女性は「大切にされている」と思うと男性に対する信頼が増し、相手への好意を深めて行くコトが出来ます。デート中はどんな時それを感じるのでしょうか?婚活中の男性はぜひ知っておきたいですね。

① 好みを聞いてくれた上で決めてくれる

レストランを「和食とイタリアン、どっちがいい?」など、女性に選択権を与えてくれた上で、男性が気の利いたお店を予約してくれたら女性はグッときます。好みを尊重してくれる男性に、女性は「大切にされてる」と感じます。その上で、男らしく決めてくれたら更に嬉しいのです。

② 車道側を歩いてくれる

「あぶないからこっちを歩いて」などと、さり気なく車道側にまわってくれる男性にも、女性は「大切にされてる…」と感じます。

③ 「疲れてない?」と聞いてくれる

交際し始めの女性は、デートにパンプスやエレガントなサンダルを履いて来ることが多いかもしれません。でも、美しく見える分足が疲れやすく、男性のペースで歩き回るとヘトヘトに。そこをあらかじめ察し「疲れてない?」「歩くの早い?」「ちょっと休もうか」などと声をかけてあげると女性はキュンと来ます。

④ 出来る限り送ってくれる

帰りは出来る限り送ってあげることが大切です。「関係がまだ浅いから、家まではちょっと…」という場合も、電車やバスに乗るまで見送るなど「女性が一人では心配だから」という気持ちが伝わるようにしましょう。

⑤ 誕生日を覚えてくれている

交際が始まったら誕生日は必ず覚えておくこと。誕生日デート&プレゼントは女性に愛されるためには欠かせません。男性がアニバーサリーを忘れずにいると、女性は「大切にされている」と思うものです。

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー