女性が勘違いしがち…!「自分に合う結婚相手」の思い込み

筆者はよく婚活中の女性から、「私、〇〇だから〇〇な男性が合うと思うんです」という言葉を伺います。

みんな自分にどんな男性が合うのか、必死に考えていますよね?

でもその言葉を聞くたび、「果たしてそうかな…あまり極端に思い込まない方が」と感じることがしばしば。

何故なら、“合う人”を勘違いしてしまっていたために、婚活そのものが難航した女性を沢山見て来たからなのです。

そこで今回は、5,000件以上の恋愛・結婚相談に乗ってきた“しあわせ研究家”の筆者が、婚活中の女性が勘違いしがちな“自分に合う結婚相手”への思い込みをいくつかご紹介します。

アナタも勘違いをしてないか、ぜひチェックしてみて下さいね!

正解はソコじゃないかも!“結婚相手探し”によくある思い込み

【思い込み①】「私、仕事のキャリアがあるので、私より高スペックの男性でないと合わないと思います」

これは、ご自分にもキャリアがあって「男性は尊敬出来る人を」と望む女性がよくおっしゃることです。

ただしキャリアの高い女性が、自分よりも更にブランド力のある会社に勤め、年収も高い男性を探すとなると、おのずと人数が限定されることを考えておかねばなりません。

そして、そのような男性が本当に合うかどうかは、あなたの性格にもよってしまいます。

高キャリアの女性は従順と言うより、むしろプライドの高い方が多いのでは?そのような女性が男性から格下に見られ、あれこれアドバイスされることに耐えられるかは正直わかりません。

実際に、「自分よりスキルの高い男性と交際してみたけど、いちいちカチンと来てダメだった…」という女性は少なくないのです。

そのような方は、相手が自分よりも格上であることにこだわらず、むしろキャリアを尊重してくれる男性と一緒になった方が幸せかもしれませんね。

【思い込み②】「私も子供っぽいから、年下の男性の方が合うと思うんです」

最近は、年下の男性との結婚を望む女性も増えて来ました。ただ、婚活においてはなかなか難しいのが現状。

恋愛ならアリでも結婚前提となると、日本においては未だ多くの男性が自分より若い女性を望んでいるからです。

それでも年下の男性を望む女性に「どうして年下がいいの?」との質問をすると、「私も子供っぽいから、若い男性の方が合うと思うんです」という答えが返って来ることがよくあります。

人によっては「きれいな男の子が好きだから」などと、まるでアイドルを選ぶように結婚相手を探そうとしてしまう方もいます。

しかしそれでは、それこそ勘違いになり兼ねないかも…。

そもそも「年上の女性と結婚してもいい」と考える男性は“人間的に大人な女性”でないと魅力を感じません。

それは男としてもっと成長したいと望んでいるか、母親のように包容力のある女性がいいと思っているからです。

年齢を経ても現実が見れず、お嬢様気質が抜けないタイプの人には、年下男子は少々手に負えないかも。

そのような方こそ、むしろ年上の男性に目を向けた方がうまく行くかもしれませんね。

【思い込み③】「私、恋愛経験がないから、引っ張ってくれる男性の方がいいと思うんです」

婚活をされる女性の中には、恋愛経験がない、もしくは少ないという方もいらっしゃいます。

そのような方がよくおっしゃるのが、「引っ張ってくれる男性がいい」といった願望です。

でも実際には、そのようなタイプと男性とは、温度差があり過ぎて難しいケースもあることを知っておいた方がいいかもしれません。

恋愛に慣れていない女性は、アプローチが積極的な男性に対し「怖い」「重い」といった感情を抱いてしまうことがあります。

そして、恋愛経験がないからといって、男性に対して従順になれるとは限りません。

何故なら、男性に支配されることを怖れて恋愛が出来なかった女性もいるからです。

男性から「こうした方がいい」と、ぐいぐい引っ張られることに、抵抗を感じる女性は案外多くいます。

そのような方は、自分と同じように異性に積極的になれなかった男性を選んだ方が、共感と安心感を得られる可能性もあるでしょう。

【思い込み④】「私、あるだけお金を使っちゃうから、経済力のある男性でないと合わないと思うんです」

こうおしゃる方も案外多いですよね…しかし、それが通用するのは20代など若いうちだけかもしれません。

しかも、あなたがうんと年上の男性でもOKで、“抜群の美人であれば”という注釈付きです。

一般的に浪費家の女性は、結婚相手としては敬遠されがちです。結婚したいなら、少しでもお金の使い方を見直しておいた方がいいかもしれません。

そして経済力のある男性ほど、奥さんには“金銭管理能力”を求める人が多いことを知っておくべきだと思います。

経済力があるということは、一方で手堅さもある証拠。お金持ち程ケチとも言いますが、収入が多いからといって女性の好きなように使わせてくれるとは限らないのです。

どうしても経済力のある男性がいいのであれば、女性も経済観念を身に付ける必要があります。そうでないと「家庭を任せよう」とは思ってはもらえないでしょう。

【思い込み⑤】「母も専業主婦だから、私も専業主婦にしてくれるような男性の方が合うと思います」

うーん、このような方も未だにいらっしゃいますね。特にお母様が専業主婦で、ずっと自宅暮らしの女性に多いかもしれません。

しかし今はお母さまの時代と違い、「奥さんを専業主婦にしたい」と思う男性が少ないのです。

まして若い世代の男性、少なくとも30代までは、専業主婦になりたい女性を敬遠する傾向にあります。40代になっても人によってはそのような女性を警戒します。

それは年収の問題ではなく、例え大企業であってもこの先何があるかわからないから。そのため自立していない女性をリスクと考える男性が増えて来たのです。

筆者の経験上、仮にマッチングがうまく行っても、女性が「仕事を辞めたい」と言ったとたん、男性が結婚に躊躇するようになったケースが多々あります。

ですので、女性も今は時代が変わったと思うべき。「お母さんと同じに」という理想はひとまず考えない方がいいでしょう。

もし、どうしても専業主婦になりたいとおっしゃるのであれば、かなり年上の男性に目を向けた方がいいかも。

世代が上の男性の中には「奥さんは家に入って欲しい」という昔ながらの考えを持っている人もいるかもしれません。

あなたが若くて美人であれば、「心配だから家にしまっておきたい」と思ってくれるのではないでしょうか。

【思い込み⑥】 「私、地元以外で暮らしたことがないから、同じ県内の人でないと合わないと思います」

「ずっと地元暮らし」という女性からこのようなご意見もよく伺います。

しかし不思議なことに筆者の経験上、そうおっしゃる方に限って、他県の男性とフィーリングが合ったり、転勤の多い男性と恋に落ちるケースがよくあります。

結婚は新しい人生の幕開け。安定を求めつつも、内心はワクワク感を求めている方が本当は多い。

カルチャーの違う地域で育った男性や、各地を転勤してきた男性は、ずっと同じ場所で暮らして来た女性に、ある意味新鮮な刺激を与えてくれるのです。

「結婚で人生をもっとアクティブにしたい!」内心そう思っている方は、地元だけに拘らず、他県の男性や転勤族の男性にも目を向けてみるといいかもしれません。

その方が結果、イキイキと生きられるようになった女性が世の中には数多くいるのです。

相性への勘違いが“婚活疲れ”の原因に

何でも頭で考えがちな人や視野が狭い方ほど、つい「こんな人がいいはず!」という思い込みを作りやすいのですが、実はそのような方ほど婚活疲れを起こしやすい傾向にあります。

自分がいくら理想的と考えても、相手から求められないことにはベストマッチングはありません。また「合うはずなのに、何かが違う」を繰り返すことにもなりがちです。

大切なのは自分をよく知るコトと、男性のニーズも考えること

自分目線でスペックだけを組み合わせ、相性を考えてしまいがちの人が多いのですが、本当の相性とはそういうものではありません。

合うかどうかを判断するには、あなたの性格とマッチするか、あなたの心が求めるものを与えてくれる人か、といったことの方がずっと肝心です。

そのためには、まずは、ご自分の性格をしっかり認識することが大切。

そして女性目線の理想に走らず、“男性が女性に求めているもの”も知っておく必要があると思います。

対象範囲を広げて“運命の出逢い”を引き寄せよう

とはいえ「私、自分がよくわかっていないのかも…」という方もいらっしゃると思います。

そのような方は、とにかく範囲を狭めず様々な男性と出逢ってみましょう。

それは、様々な男性と接してみることで「私ってこうだったんだ!」と、自分が何を求めているかがわかって来るからです。

きっとその先に、アナタが最も求めているものを与えてくれる人との出逢いがあるでしょう。

つまり、運命の出逢いに行きつくためには、今の思い込みだけに囚われず、出来るだけ対象範囲を広げて相手探しをする必要があるということですね。

如何でしたか?

「私も思い込んでたかも…」と感じた方は、一度視野を広げ、様々な角度から“本当に合う人はどんな人か”を考えてみて下さい。

その方がきっと、もっと“運命の出逢い”に近づけるはずなのです。

婚活中の女性が一日も早く、ステキな出逢いに恵まれることを筆者は心から祈っています。

しあわせ研究家・珠艶の『今週のハッピー・ヒント』

■ 「合う人探し」に必要な、自分を知る方法

自分に合う結婚相手を探すためには、まず自分を知ることが何より大切。でも「自分のことがわからない」という人も多いんです。そんな方は、こんな方法を試してみては如何でしょう?

① 自分の性格を書きだしてみる

自分を知るためには、まず自分を客観的に観察する機会を作るようにします。そして、ご自分の性格の特徴を長所もウィークポイントも含め、書きだして見ましょう。合う結婚相手は、その特徴をおおよそ受け入れてくれる人だということに。

② 見直しポイントもチェックする

書き出した性格の特徴を見て、今度は「男性と幸せな共同生活が出来るかどうか」といった視点でチェックします。ウィークポイントがあれば婚活においてはペナルティになる可能性がありますから問題意識を持ちましょう。

例えば「お金にルーズ」「素直でない」「男性に対して批判的」といった特徴は、婚活成功のためには見直す必要があるかもしれません。

③ ホロスコープなどの鑑定も目安に

占星術師でもある筆者は、「自分がわからない」という方に星読みからアドバイスをすることもありますが、これが相手探しに功を奏することもあります。信じるかどうかはその方次第ですが、きちんと鑑定すれば、ご自分の資質・能力の傾向や、どんな人がパートナーになりやすいかが客観的にわかるからです。

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー