10年経ってもラブラブ夫婦でいる秘訣とは?

どんなに愛し合っていても、条件のよい相手と結婚しても、おしどり夫婦になる人もいれば、別れてしまう人もいます。それは何故でしょうか?日本人は、好き合っていればうまく行く、条件が叶っていればうまくいく、と漠然と思い込んでいる人が多いのですが、どうやらそこに落とし穴が。おしどり夫婦になるためには、夫と妻それぞれが“人間性の幅を広げる努力”をする必要があることを、あらかじめ知っておいた方がいいでしょう。

世の中には、「夫婦が長年連れ添うためには、諦めが必要」と言う人もいます。確かにひとつの要素とは思いますが、これからの夫婦は、それではちょっと悲しいものがありますよね?出来ることならもっと前向きに、ラブラブ夫婦になるための方策を見出したいところではないでしょうか。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た、“しあわせ研究家”の筆者が、夫婦が10年経ってもラブラブでいるための秘訣をご紹介します。筆者自身も実行して成果を出していることですので、よかったら参考にしてみて下さいね。

前向きな“コミュニケーション”を絶やさない

日本人の夫婦は、コミュニケーションがまだまだ足りません。「こんな夫婦になりたい」「家庭をこうしたい」という考えを、それぞれ違うベクトルで思い込んだまま、結婚してしまうケースが実に多い。大分経ってから「価値観の違いに驚いた」というカップルが後を絶たないのです。では何故、早めに話し合えないのか、というとになるのですが、多くは「もし考え方が違ったら嫌だから」という理由によるようです。

でも、考えてみて下さい。例え愛し合うカップルであっても、初めから全く同じ価値観であるなどあり得ません。何故なら育った環境も違うし、独身時代の理想は、どんな人も“一人よがり”です。だからこそ結婚後、お互い一歩譲ることを学び、前向きなコミュニケーションを続け、価値観を歩み寄らせるようにするのです。これは諦めとは違って、すべてのカップルにも必要な“調整”だと思います。

しかし、流石に嫌いな人同士では出来ませんよね?結婚するほど仲がいいから出来るのです。また、歩み寄りの“コミュニケーション”を絶やさなければ、何より自分の許容力が高まり、“器の大きな人”になることが出来ます。

そんな努力を重ねていけば、いつしか、誰より理解し合える“おしどり夫婦”になって行くことが出来ますよ。

当たり前を“感謝”に変える

「男がしてくれるべき」「女がやって当然」という“当たり前”を増長する考えは、夫婦関係を悪くする原因になってしまいます。特にこれからの夫婦には、男であろうと女であろうと、“してくれたことにはすべて感謝する姿勢”が必要でしょう。

例えば男性が、奥さんの手料理に「ご馳走様」も言わない、女性が夫の給料日に「お疲れ様でした」も言わない、なんてもってのほか。長年連れ添い「感謝していることはわかっているから」となった後ならまだしも、最初からそれでは仲良し夫婦は作れません。夫婦は、日ごろから頻繁に「ありがとう」と、感謝し合えばし合うほど、仲良くなっていくものです。

また最近は、言葉で感謝するだけでなく、“どれだけ協力し合えるか”、が夫婦がうまくいくための要になって来ています。男性だけに経済を依存するのも難しい時代ですし、逆に女性に仕事も家事も育児も依存する“ワンオペ育児”は、今や社会問題化しています。夫婦だからといって、当たり前のように相手に依存するのではなく、お互い自立した上で“出来ることを協力し合う意識”が、これからの夫婦には必要です。

独身時代の“こだわり”を手放す

今は晩婚化が進んでいるため、長く独身時代を過ごす人が増えています。そうなると、どうしても自分の“こだわり”が増えてしまうはず。でも、「こうでなければイヤ!」「これは無理!」ということが多いと、結婚しても不満だらけになってしまうことに。そうです、“こだわり”が増えすぎると、“誰かと生きにくい人”になってしまうのです。

これから結婚する人には、独身時代のこだわりを少しでも手放し、「まあいいか…」と思える柔軟性や、許容力を身に付けることを切におススメします。どんなに好き合っている同士でも、お互い「これはちょっと…」と思うことなど、結婚生活にはいくらでもあるからです。浮気のような致命的なことでない限り、見て見ぬふりが出来るぐらい器を大きくしておかないと、それこそ苦しくなってしまうでしょう。

また、いくら夫婦でも、“自分のこだわりを相手に押し付けるのは違う”と認識しておいた方がいいでしょう。10年経ってもラブラブでいるためには、それぞれの好みや、やり方を尊重することが何より大切なのです。

パートナーを一番に考え、“向き合う努力”をする

結婚する目的が“子供を持つこと”になってしまい、夫婦で向き合う意識が薄い人もいるかもしれませんが、それでは、10年経ってもラブラブな夫婦は作れません。また、実家暮らしの人が親から精神的に自立しないまま結婚してしまうと、パートナーを一番に尊重することが出来ず、愛情を維持することが難しくなる場合もあります。

幸せな家庭を作りたいなら、やはり夫婦を一番に考えなければなりません。お互いを大切にし合う夫婦の元に産まれるからこそ子供は幸せですし、夫婦がしっかりタッグを組んでいるからこそ、親の面倒も見れるのです。今は、パートナーを単なる稼ぎ手や、家政婦のように考えてしまっては、必ずと言っていいほどうまくいかなくなってしまうでしょう。

如何でしたか?

いつか、人が羨むような“おしどり夫婦”になりたい、と願うなら、やはり、“夫婦で向き合い生きること”が大切です。長い人生の中には、たまには逃げたくなるようなこともあるかもしれませんが、それでも諦めず向き合い続けた夫婦は、いつか、血縁を超えた“固い絆”で結ばれることでしょう。

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珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー