結婚したいのは年上?年下?女性が勘違いしがちな「婚活の思い込み」

最近のドラマや、漫画の世界には、アラサーやアラフォー女子×年下男子との恋愛がいっぱい。それを見ていると、つい「わたしももうアラサーだし、年下の方が合うのかなあ」と思ってしまいますよね?一方、職場に目を向けると「年上の男性はみんな結婚しちゃってるし…」ということに。

でも、ちょっと待って!だからといって安易に「年下男子と結婚したい」と望むのはキケンなことを知っていますか?

恋愛に奥手で、職場や周りにすでに対象者のいない女性は、“婚活”で相手を見つけるのが望ましいですが、そんな女性が“年下男子との結婚”を希望するのは、今はまだ、あまり現実的とは言えません。

そこで今回は、5,000件以上の結婚相談に乗って来た“しあわせ研究家”の筆者が、最近の年下ブームで、女性が勘違いしやすい“婚活の思い込み”をまとめてみました。

でも、年下男子に注目している女性の中には、「本当は年上の男性に頼りたいけれど、イイ人がみんな結婚しちゃってるから…」と諦めているだけの人もいるはずです。そんな女性にとってはまさに朗報ですので、ぜひチェックしておいてくださいね!

それって勘違い…!最近の女性がしてしまいがちな、婚活の思い込み

(1)年上の女性と結婚したい男性が多いはず

実はこれ、NOなのです。東京など首都圏では多少増えて来たかもしれませんが、地元で暮らして行こうと思っている男性の殆どは、結婚相手に“年下の女性”を望んでいます。つまり一般的には、まだまだ“年下の女性”を希望する男性が多い、ということでしょう。

ただし、恋愛ならば別です。恋愛は、その時のフィーリングで好きになるものですし、恋愛しても結婚するとは限らないから。でも、結婚となるとそう簡単ではありません。年下男子と結婚するには、女性側にかなりのパワーが必要ですので、奥手な女性に向いているとは言い難いのです。

勿論、婚活であっても、パーティなどで偶然知り合い恋愛に発展すれば別かもしれません。しかし結婚に至るためには、やはり女性側にも恋愛力が必要になるでしょう。

(2)どうせ、年上の“イイ男”はみんな結婚してしまっている

これもNOです。自分の職場や周りだけで探そうと思えばそうかもしれませんが、世の中には、男ばかりの職場でずっとご縁がなかった男性もいますし、若い頃は転勤続きで「女性と付き合っても長続きしなかった」という男性や、「仕事が忙しく恋愛どころではなかった」という男性もいるもの。

世の男性が独身のままだった理由には様々なケースがあります。自分の周りの男性だけで判断してはもったいないのではないでしょうか。

(3)もうアラサーだから“年上の男性”からは望まれない

これも実は、NOなんです。男性が結婚を考え始めるのは女性より遅いため、婚活市場にはアラフォーの男性が結構います。その人たちにとって“アラサー女性”は年下。立派な結婚対象内ということになります。ただし、多くの男性とその親が子供を望んでいるため、とにかく急いで婚活を始めましょう。

アラフォーの女性も、無理に年下婚を考えるのではなく、アラフィフなど年上の男性にも目を向けた方が、パートナーが見つかる可能性が高まります。

恋愛と結婚はやっぱり別!?年下婚が簡単でない理由

ドラマや漫画に憧れて、「年下男子と恋したい!」と思っている女性も多いと思いますが、結婚となると“事情が変わる”と思った方がイイかも。今回、それをお伝えするのは、一人でも多くの女性が幸せな結婚をするために、“年下婚の現実”を知って欲しいと思ったからです。

確かに世間には、歳の差がある“年下婚”をする人も少しずつ増えていて、筆者もその一人。ただ、今はまだこういった結婚は、恋愛結婚でしかあり得ないかもしれません。また、「歳の差があってもこの人でなければ」と男性に結婚を覚悟をさせるためには、かなりの人間力が必要になります。

結婚となると、本人たちだけの問題でなく“親の意見”も影響しますが、地方においては、まだまだ息子より年上の女性を“お嫁さん”として望まない親御さんが多い。歳の差があればなお更なのです。それを説得してまで、となると、相当なハードルを乗り越えなければなりません。

だから、“結婚が前提”“条件ありき”のお見合い結婚においては、年上の女性を希望する男性がまだまだ少ないのが現状なのです。女性も親を納得させたくて、男性の職業や年収を気にしますよね?それと同じと思ってみてください。結婚は本人たちが幸せなだけでなく「周りにも納得してもらいたい」と願っている人は、一般的な男性の結婚観や、その親のニーズを知ることが必要ですね。

そういう意味で、婚活するなら“年上の男性”に目を向けた方が、幸せな結婚が出来る確率が高いと言えるでしょう。

如何でしたか?

ちょっとがっかりした女性もいるかもしれませんが、それは、年下男子と恋愛結婚した友達を見て、「若い男性もいいなあ」と思っていたり、カッコいい年下クンと恋をする“恋愛ドラマ”に憧れていただけかもしれません。

でも、自分に合うのはどっち?と冷静に考えたら、女性のワガママをある程度許容し、可愛がってくれる“年上の男性”の方が、実はしっくり来る女性が多いはず。男性の親御さんにも、結婚するなら可愛がってもらいたい、と思っている人が多いのではないでしょうか。

幸せな結婚のためには、現実を知ることってとても大切。独身が長いと、つい理想が先走ってしまうものですが、憧れだけでは失敗する可能性も。アナタもしっかり地に足をつけて、確実な幸せを掴んで下さいね。

ABOUTこの記事をかいた人

珠艶(じゅえん)1963年生まれ。 しあわせ研究家・ヒーラー・占星術師・美容整体師。ヒーリング・ホロスコープ・ライフコンサル・美容整体などを通じ、多くのクライアントを結婚・適職など“しあわせな人生”に導いている仙台のサロン「レボルシオン」のカリスマセラピスト。特に結婚相談は、過去5,000人以上の実績がある。 【著書】「女整体師が教える快感のスイッチ」メディアファクトリー